2011年6月19日日曜日

悲報


Bruce Springsteen の音楽に必要不可欠な存在のサックス奏者、Clarence Clemons氏が亡くなった。彼らが初めて脚光を浴びた1970年代半ばの私は邦楽どっぷりだったが、後に“Born in the USA” で存在を認知。1985年の初来日公演には行きたくもチケットが即完売して望み叶わず、そのまま徐々に熱は冷めてしまう。2005年に“Born To Run” 発表30周年記念の特別番組で私が知らない彼らの初期ライブ映像を観た時、改めて引き付けられたと同時に、不思議な懐かしさを感じて気付いたのは、私が10代の頃大好きだった或る日本人アーティストの曲やライブパフォーマンスが、Bruce Springsteen & the E Street Band のそれにそっくりだったという事。パクリだったのか~、と初めはガッカリしたものの、当時の私が聞き逃していた洋楽を、良いトコ取りして馴染み易くアレンジし、私にインプットしてくれたのだと解釈したら、そのアーティストの事も改めて好きになる。2008年にHonda Centerで行われたBruce Springsteen & the E Street Band のコンサートが、私にとって Clemons氏のパフォーマンスを生で拝む最初で最後となってしまった。

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